連帯保証人は支払いの債務を丸ごと被ってしまう

連帯保証人という言葉に危険アラートを感じる人は多いですが、悪い意味で人生をひっくり返せるワードな事も確かです。友達からお金を貸してと言われる事の何十倍も危険な話であり、話は聞かずに断るのがベストと言われるほどの存在となっています。ものは限りませんが、基本的にはローンや借金を背負う人が、何かあった時にその人に見てもらうためのものです。1、000万円借りた人が払えず蒸発してしまえば、連帯保証人にそのまま1、000万円の債務が乗ると言えばどれだけ危険なものか分かるでしょう。

通常であれば親族であっても簡単には支払いの責任は発生しませんが、連帯保証人としてハンコを押していれば法律上厳密に支払い義務が発生してしまうのです。このため悪意を持って連帯保証人にしてしまい、姿を消す事で支払いを被せてしまう事も可能になっています。その言葉を聞くだけで敬遠する人がいるというのも分かる話であり、法律用語の中でも特別な扱いを受ける言葉なのです。新卒を捕まえて保険を売りつける話というのはよく聞きますが、まだまだこれから社会人としてやっていくというタイミングで友人関係と連帯保証人になってしまうというのは恐ろしいほどのリスクを生みます。

この言葉を最重要アラームにするぐらいでいる方が、安全な生活を送れる事になるでしょう。前提として考えなければならないのは、自分にダメージを与える人が、必ずしもその時悪意を持っているとは限らないという事です。

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