勝手に連帯保証人にされていた場合の対応策を知る

借金をした場合は、それを返済していく必要がありますが、身に覚えのない借金の返済を求められて困惑している人もいるといわれています。このような場合は、家族や友人などに勝手に連帯保証人にされていることが考えられます。連帯保証人は、債務者が債務不履行した場合に、その債務を代わって支払う責任を負うことになります。納得して保証人になったのであれば、ともかく勝手に保証人にされていた場合は困惑して当然といえます。

身に覚えがない場合も、借金を支払う必要があるのかどうかも知っておきたいところです。まず、同意のない連帯保証契約は原則して無効になります。それゆえ、勝手に保証人にされていた場合は請求された債務を支払う必要はありません。勝手に連帯保証人にされたことが発覚すると、焦ってしまいがちです。

この場合も落ち着いて行動することが大切です。まずは、債務者に事実確認を行いましょう。そして、請求には応じないことも大切です。一度でも支払いをしてしまうと、追認したと判断されて、正式な連帯保証人にされてしまう可能性もあります。

こうしたトラブルは、素人では解決が難しくなるケースも少なくありません。下手に動くとかえって不利になることも考えられます。このような問題を解決するには、法律の詳しい知識も必要です。解決が難しい場合は、早めに弁護士などの法律の専門家に相談することをおすすめします。

専門家に相談することで、的確なアドバイスを受けることができ、スムーズな解決が期待できます。